紺色バー 【 ネット版現場日誌 】
日々の現場状況を分かり易く日誌にしてみました。 御客様は勿論ですが、「建築」に興味のある方も楽しく読んで頂けたら幸いです。
06.12.01サグラダファミリア1

【Sagrada Familia】(サグラダファミリア)
建物に興味のある方なら御存知だと思いますが、建築家「アントニ・ガウディ」の設計で有名な巨大な教会建築ですね。1882年に着工し始め未だに工事が続いており、完成は30年後になるとか250年先にもなるとか言われており、何にしても気が遠くなるような工事となっています。
当然設計したガウディは既に他界しており、発注者である教会側にも当時者はいないと思います。
果たして自分が生きているうちに完成するのか・・・。ところで、この建物の「工事工程表」って一体どこまであるのでしょうね。
そして実はこれ”違法建築物”だったりと色々と物議をかもしだしており興味の尽きない建物です。


だいぶクロスの方も貼り終えてきました。

クロスが貼り終わると、今度は絨毯へ敷き込みの作業となります。

今回はその下地材である「ハイクッション」まで取り替えました。

一般的な安いところだと”フェルト質”のものが使われるようですが、これだと重たいものを置いたりしているとその”跡”がそのまま潰れたままになって元に戻らなかったりするんですよね・・・。

というわけで、今回は少々値は張りますがこちらで施工。
場合によっては、下地材の方が高価だったりしますよね。

でもやっぱり最終的にはハイクッションを使って良かったと思います。

P1000888.jpg   P1000887.jpg   P1000890.jpg


スポンサーサイト



mixiチェック
引き続きクロス”貼り”の作業です。

ところでこの「貼る」という言葉。
というかその文字に対する漢字の使い方ですが、業界では何故か「張る」という漢字が多く使われています。

動詞の意味を見ると、

「貼る」は物を広げて他の物に糊や鋲などで付着させることで、「張る」は、一点から伸びたものの先が広がる、糸・紐・綱・針金などを一直線に伸ばし、渡したりすること。

とあり、ずっと以前から疑問に思いつつ、自分としては意味的には「貼る」の方が自然かと思って使っています。

その他、「網戸」や「外壁」の見積書や資料をみても「張る」が使われていますよね。
「網戸」の場合はなんだか引っ張って作業する意味では、少しだけ近いような感じもしますが、一面にという意味ではやっぱり「貼る」の方が個人的にはしっくりいきます。

ちなみにワードソフトで打ち込むと「貼る」は”常用外”と表示されるのも驚きです。
「貼る」と「張る」の意味はだいぶ違うような気がするんですけど・・・。

まあ、基本的には意味が分かればそれで良いんですけどね・・・。

というわけで、今回は「クロス貼り」作業の紹介でした。


P1000877.jpg   P1000876.jpg   P1000875.jpg


mixiチェック
昨年の秋に工事を行った現場だったのですが、”床鳴り”がするというので伺ってきました。

工事を行った時は全然何でも無かったのですが、冬になり床暖を使うようになってのその暖かさや、この季節の乾燥等によって下地木材合板や構造木材自体の伸縮が影響しているものなんだと思われます。

”床鳴り”への対応策としては、仕上げ下地合板よりも更に下にある構造材へビスなどで押さえ込むのが一番手っ取り早いのですが、今回の場合「床暖パネル」なので、なかなか闇雲にビスを打ったりして穴を開ける事などできません。
そこで登場したのが、「住宅診断」でも活躍している「サーモカメラ」です。
これだと、熱の通っているパイプや電熱線の位置がハッキリと分かりますからね。

後日この調査を基に”床鳴り”を止めるべくビス止め作業に掛かりたいと思います。

P1030962.jpg



mixiチェック
近年の住宅、特に北海道のような寒冷地における新築木造住宅においては「高気密化・高断熱化」の発展著しいのが現状です。
只、その施工においては相当な技術を要するものであり、中途半端な知識や技術は、時にはその施工方法が仇となり、壁内結露を招いてしまったりする可能性をも持ち合わせているのもまた事実ではあります。
また法的に義務化されている室内換気も前提として気密化されていなければ何も意味を成しません。
ですから家全体の気密・断熱は、室内における快適性を保つためにはとても重要な意味を持ちますし、建物を構成する壁や床、屋根に至るまでそれらの条件に見合う様に施工されていなければならず、全てが連動して初めて住宅の性能が保たれることとなります。

しかしその新築時の性能は、残念ながら厳しい自然条件に日々晒され、時には地震等にも相対し、年月と共に劣化し徐々に性能が落ちていくのは致し方ないことではあります。
また、特に木造住宅はその木性質故に一度腐食し始めるとその進行はなかなか止められません。
しかもその腐食状況は構造部分で発生している為に、直接目視して確認することも難しいので、気が付かないうちにその腐食は進行し、雨漏れ等によってその悪化した部分が発覚した時などはかなりの末期症状に陥っているとも限りません。
ですから機会ある毎に壁や床、屋根等の点検を成されるのはとても重要な意味を持っていると私は考えています。
例えば外壁サイディング等のリフォーム時等は、内部構造部の点検を行う絶好の機会ではないかと思います。
その好機にそれらの点検を行わず、闇雲な塗装は数年後に凍害等による塗料剥離の危険をはらみますし、ましてや上貼りサイディングを施してしまうなど、その腐食が進行している状態を更に発見することも困難となり、住宅そのものへの重量負担にも繋がり、万一その後に構造部の工事を行う場合においてもより以上に複雑化することは避けられません。

とにかくリフォームする際には勿論その部分を修復・営繕することは目的の一つではありますが、全て一つの建物として連動しているという意味から工事と同時に保守点検も行うことが大事だと私は信じております。

その保守点検の方法の一つとして、「サーモカメラ」(プライベートブログで紹介しています)を使った方法があります。
これは近年では保険対象工事における雨漏れ等の現状調査においても利用されている機器であり、表面温度を計測することによって、各部位の温度状況が一目で分かります。

例えば建物外部面からだと、寒い時期ではどれだけ外部へ室内の熱が放出されているかが分かりますし、また室内では水分の多い箇所はその表面温度が低くなりますので、結露や雨漏れの発生している箇所が分かります。
また断熱が弱い部分等でも明確にその温度状況が分かりますのでその対策にも役立ちます。

希望設計でもこのカメラを利用し、結露や雨漏れの状況を確認すると共に、気密や断熱の不備が無いか等工事を前提にした場合でも、まず基本的な調査をさせて頂きます。
それによって直接目には見えない部分の悪化している部分が発見出来、スポット的に修復工事を行えるのと同時に、御施主様にも一定の数値や写真を用いて、分かり易く説明することも可能となりました。

最近、新築時からみるとかなり寒く感じられるようになってきたとか、結露の発生が激しくなってきたという現象は既に断熱材や構造部材の劣化が始まっているのかもしれませんし、気密性能も落ちているのかもしれません。

一度、リフォーム工事を行う前に点検を行ってみては如何でしょうか。

081.jpg 080.jpg 999 サーモカメラによる検査レポート



mixiチェック
近年、木造住宅の新築を設計する場合、10年前のそれと比べると“耐震に応じた構造設計”などはかなり精密な計算も要求されるようになりました。

同時に昨今のエネルギー問題にも応じて“高気密・高断熱”における仕様計算も伴い、より高性能な住宅が求められているのも現状ではあります。その他にも基本的な法律に基づいた、“換気”や“採光”そして“防火”や“シックハウス”対策などがあり、更には“防犯”や“バリアフリー”仕様への意識も高まりつつあり、それらに対応する各住宅建材メーカーによる製品も多数出揃っております。

つまり現代の木造住宅は既に一昔前の様に、いわゆる大工さんが“経験と勘”で住宅を建てられる時代では既に無く、よりそれ以前の設計の段階でかなり複雑化しております。

それを施主様へ理解して頂く為に分かり易く説明し、最終的には一つの形として住宅を建てるのが設計を生業とする建築士の仕事でもあると考えております。

しかし残念ながらリフォームの分野では、全くと言っていいほど新築で行われているような仕様計算が行われていないのが現状です。
それこそ職人さんによる“経験と勘”、更には“当て推量”によって工事が行われている現場も少なくありません。確かに経験に基づいた知識などは大切ですし、勿論蔑ろには出来ないものの、新築時の図面を基にリフォームを行う前に、今一度現状を確認した上で工事を行っても全く遅くはないと私は思います。

新築当時では合法であり、正確な性能表示も得られなかった住宅が、今の「建築基準法」や「住宅性能表示」に照らし合わせた場合どのような性能が表示されるのか、また何が必要とされるのか、施主様にとっても興味のあるところではないでしょうか。

「確認申請」時に用いた図面を基にコンピューターへ一つ一つの材料を入力し、新築時に使用されている「木造住宅専用の構造ソフト」により全ての仕様計算を行います。
また、近年気になる”地震”に対する構造への影響も、動画で表示しどのような感じで揺れるのかもイメージできるようにもなります。(動画例はこちら

御自宅の性能がどうなっているのか、一度診断してみては如何でしょうか。


130210 3D伏図 130210建築基準法総合判定表 1302100 住宅性能表示基礎確認



mixiチェック
下地の骨組み造作を終えると気密シートを貼ってその上から石膏ボードを貼り付けていきます。

ちなみにこの石膏ボード、壁や天井のクロス仕上下地板材として頻繁に使われている建材ではありますが、その貼り方としてマンションの壁などの場合にはモルタルを丸く”おにぎり状”にした物を壁に要所要所くっつけて、このボードで押さえつけて貼っていたものです。業界では俗に”ベタン工法”とか”ダンゴ貼り”とか職人さんは言っていましたね。
正式には「GL工法」と言います。

なんだか文章では上手く説明できなくて申し訳ないのですが、要するにコンクリート壁に直接貼り付けするような感じでした。
ですから、ひと昔のマンションだと直ぐにその壁裏で結露が発生し、ボードがあっという間にカビ発生していたなんてことも多々ありましたよね。
今では基本的に下地を組むので「気密シート」を使いますし板状断熱材も使うので、ある程度は解消されましたが、それでもコンクリート建築物にとって”結露”は大敵です。

さて現場ではボードを一通り貼り終えるとクロスでの仕上げとなります。
クロス仕上げ前には「パテ埋め」作業にて壁の凹凸を無くすようにします。
このパテ作業、ヘタだと後でクロス表面でのデコボコの原因になるので地味に大事な作業ですよね。
特に最近流行の間接照明を利用するとなるとこのデコボコ、結構目立つので注意が必要です。

P1000868.jpg  P1000869.jpg  P1000870.jpg


mixiチェック